再訪の大井川 

こんばんは長後の黒田です✨

以前大井川本線の新金谷駅の車両区を訪れましたが今回その沿線の先にある千頭から寸又峡方面に運行している「井川線」これにどうしても乗車したくて再度大井川本線リベンジと称して再度訪れてみました

新静岡インターから山道を走ること小一時間
起点の千頭駅に到着です。
この千頭駅、幼少期に母親に連れられて大井川本線のSLに乗車して来た事があるようですが僅かに記憶がフラッシュバックしました、あれからおそらく35年位ですかね…、時の流れを感じて少しセンチになりますw

この路線、元々はダムの資材運搬用に敷設された路線でその後に旅客路線として運用されていた経緯があります。

ちなみに千頭駅の車両区にはトーマスの仲間がいます。主役のトーマスは新金谷にいました

車内はレトロな感じで就役年数が伊達では無い事を物語っております。

大井川上流に向かってひた走ります。秋の風が車内に吹き込こんで気分は高揚していきます。
そしてこの地に来たかった最大の目的か

アプトいちしろ駅からの「アプト式ラックレール」をこの目で見たかったからなのです。
アプト式ラックレールとは勾配のキツい登坂を
車輪とは別にレールのセンターにラックと呼ばれる噛み込み式のレールを用いて車輌に備えた歯車に噛み合わせて急勾配を登る方式です。
この区間は駅でラック対応の電気機関車を連結して勾配を登るという堪らない方式で登り坂と対峙するのです。

線路中央部のギザギザがラックです。
この方式現在はここ井川鉄道が日本で唯一稼働している路線です。
勾配比率90%ミルという鉄道ではあり得ない勾配に対応するための先人達の英知です。

そして登る事数分で車窓にはダムが広がります
これまた放水がされてるあたりに萌を感じてしまいます。

途中駅の奥井川湖駅で折り返します。
橋の上にある秘境駅これまた粋なもんです。
そんなこんなで終電は16時で終わりなので千頭に戻りますが、

あたりはもう真っ暗w
秋らしい日没と肌寒さが冬シーズンの到来を伝えてくれる様な休日でした。